2013年11月25日月曜日
ジョーホール州、来年から金・土曜週休制度を採用
ジョホール州スルタンは、州の週休を金・土曜日に変更することを宣言しました。
実施は2014年1月からとなります。
この決定は、スルタンの55回目の誕生日(11月22日)に行われた認証式の場でスルタンの発言の中で発表されました。同スルタンは、「各界からの反応を受けた後で及びムスリムが金曜日の宗教的義務をより穏やかな態度で実行できるように、週休日を変更する決定をした」と語っています。
現在、イスラム教の礼拝日の金曜日とその翌日の土曜日を実施している州は、クランタン、トレンガヌ、ケダの3州です。ちなみに、ジョーホール州でも1994年以前は、金・土 曜を週休日としていました。
ムハマド・カリッド・ノルディン州主席大臣も金・土曜週休制の導入に関して、「技術発展の早い現代社会で、週休日の変更が州経済に大きな影響を及ぼすとは思いません」と述べ、制度の実施には障害がないとの見解を示しています。
金・土曜週休制の対象となるのは、同州の行政機関に加え、郵便局と銀行となっています。同大臣は、その他の民間企業に関しては「土・日曜週休制」の選択ができると加えています。また、学校に関しも公立校は、金・土曜週休制を義務化するが、私立学校個々に選択できるとしています。
イスラム教徒が多数派の社会において礼拝が義務づけられている金曜日を休みとすることで、礼拝による業務時間のロスが減ることにつながり、効率化が期待できます。また、日曜日が平日になることにより、キリスト教徒が業務時間であっても礼拝のために十分な時間を取れるように尊重することも強調されています。
来年から民間企業がどちらの週休制度を選択するかの動きについてもお知らせしていこうと思います。
(JB支店)
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