外国でその国と日本に関わる仕事をしていると、国の知名度について考えることが多々あります。やはり、日本でも知名度が高い国で仕事をしているとビジネスでも話がスムーズに行くものですね。
90年代は、ASEAN(東南アジア諸国連合)の設立メンバーである6ヵ国の急成長の時代で、日本でも東南アジアが注目された時期でしたが、マレーシアというよりは、ASEANというまとまりでの知名度だった観があります。
話は脱線しますが、その頃日本に行ったマレーシア人が、普通の日本人に自国の場所を説明するとき、「シンガポールの上にある国、と言うと分かってもらえた」という苦々しい体験をした人も多かったようです。
さて、2000年以降は、アジアの時代=中国の時代で、日本のメディアに躍る文字の大半は中国でした。ASEANは、98年のアジア経済危機を乗り越えた後は、安定成長時代に入り、次第にメディアの注視から外れていきました。
しかし、2005年ごろから団塊の世代退職を背景に海外移住地としてマレーシアが徐々に注目されて着ました。
長い前置きになりましたが、海外移住地の最有力候補マレーシアは、投資の対象としても脚光を浴び始め、弊社にも取材の申し込みが増えてきました。
また、今年1月に臨時増刊として刊行された『Yen SPA』誌では、アジアの投資についての記事が掲載され、弊社代表取締役・石原彰太郎がマレーシア株のアナリストとして執筆しております。
日本を訪れるマレーシア人も、きっと自分の国のことを知っている日本人が増えたことを喜んでいるはず。
そして、私たちも、もっと「マレーシアに関わる仕事をしていて良かった」と思う機会が増えてくることを期待しています。
ご紹介した雑誌ですが、バックナンバーや電子書籍など、手にする機会がありましたらぜひともご一読を。この国の潜在的な力の大きさがわかることと思います。
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