2021年11月25日木曜日

MRT プトラジャヤ線 2022年第ニ四半期中に一部開通】

MRT 2号線となるプトラジャヤ線の第一区間が2022年第ニ四半期中に開通予定。第二区間も約94%完成し、20231月の全線開通に向け工事も順調!


総工費が300億リンギ(約8,000億円)を超えると言われるMRT 2号線、正式名称プトラジャヤ線(旧称スンガイ・ブロー - セルダン - プトラジャ線、またはSSP線)の第一区間(クワサ・ダマンサラ/Kwasa Damansara 駅 - カンポン・バトゥ/Kampung Batu 駅)が2022年第ニ四半期中の開通に向けテスト運行を行っています。

第二区間(ケントンメン/Kentonmen 駅 - プトラジャヤ・セントラル/Putrajaya Sentral 駅)も約94%が完成しており、20231月の全線開通を目指し工事が着々と進んでいます。

地下鉄区間13.5㎞(11駅、セントゥル・ウェスト/Sentul West 駅 - バンダー・マレーシア・サウス/Bandar Malaysia South 駅)を含む全長52.2㎞のプトラジャヤ線が全線開通すると、一日あたり約533,000人の足となる見込みです。

202110月に完了した地下鉄区間の掘削には12台の大型トンネル掘削機が使用されました。


私たち日本人にとって、地下鉄区間で注目の駅は、S16 アンパン・パーク/Ampang Park S17 KLCC イースト/KLCC East S18 コンレイ/Conlay S19 トゥン・ラザック・エクスチェンジ/Tun Tazak Exchange 4駅になります。

 

S16 アンパン・パーク/Ampang Park 

*インターマーク・ビル(住友三井銀行クアラルンプール支店)(徒歩3分)

LRT乗り換え駅

KLCC地区最高級ブランド・レジデンス「SO/KL レジデンス (By Oxley)」(2023年完成予定)

 

S17 KLCC イースト/KLCC East

*アメリア大使館や日本大使館へのアクセスに便利

KLCC地区最高級ブランド・レジデンス「SO/KL レジデンス(By Oxley)」(2023年完成予定)

物件情報リンク:https://www.totalmalaysiafudosan.jp/property/?mode=b&t=2&id=395

物件ビデオリンク:

https://www.youtube.com/watch?v=jQ1KKyA1QLk&t=88s

https://youtu.be/cf_fC65NyP4(日本語版)

 

S18 コンレイ/Conlay 

*プラザ・コンレイ(オフィス・ビル)(徒歩1分)

*プリンス・コート・メディカルセンター(徒歩7分)

*日本大使館(徒歩8分)

*三井不動産と現地大手開発会社E開発【ザ・コンレイ(The Conlay)】(2024年完成予定)

物件情報リンク:

https://www.totalmalaysiafudosan.jp/conlay/

https://www.totalmalaysiafudosan.jp/property/?mode=b&id=283

物件紹介ビデオリンク:

https://www.youtube.com/watch?v=84sUjCWCzIA&t=1s

 

S19 トゥン・ラザック・エクスチェンジ/Tun Tazak Exchange 

MRTLRT 乗り換え駅

2021年現在マレーシアでの最高層ビル「The Exchange 106 」が聳える金融特区

Sogo 進出計画

1998年にマレーシア最初のLRT STAR LRT】(現在のスリ・ぺタリン/Sri Petaling 線) が開通してから23年が経ち、自動車依存のクアラルンプール市民にもLRT MRT が浸透してきています。今後、ミッドバレーやモントキアラを通るMRT3号線(環状線)計画が実現することによって、LRT MRT が更に利用しやすくなり、それに伴う沿線地域の発展、不動産投資への波及効果も期待されています。


MRT ニュース・リンク:

https://gamuda.com.my/2021/10/putrajaya-mrt-on-track-to-open/news/

https://www.theedgemarkets.com/article/opening-timeline-phase-one-mrt-putrajaya-line-revised-says-mrt-corp


2021年11月17日水曜日

マレーシアとシンガポール、11月29日より相互渡航が再開へ

 11月8日、両国首相の共同声明で、11月29日からマレーシアとシンガポール両国間でワクチントラベルレーン(Vaccinated Travel Lane : VTL)を開始し、新型コロナウイルスワクチンの接種完了を条件に、クアラルンプール国際空港とチャンギ空港間の隔離なしでの空路での往来を認めると公表されました。










                        

マレーシアのイスマイルサブリ首相とシンガポールのリー・シェンロン首相が8日に電話で協議し、合意に至りました







リー・シェンロン首相facebookより


更に、11月15日、シンガポールのパンデミック対策タスクフォースの共同議長を務めるガン・キムヨン貿易産業相は、「陸路のVTLのような体制に関してマレーシアとの話し合いが順調に進んでいる。うまくいけば、数週間以内に実現も」と述べました。今後、より多くの人がワチン接種を行い、パンデミックの状況が改善したら、両国を結ぶ陸路(コーズウェイ及びセカンドリンク)での往来の早期再開も多いに期待できます。

マレーシアでは、11月15日からランカウイ島に限ってワクチン接種を終えた外国人観光客を隔離なしで受け入れると発表しました。12月中旬頃から、マレーシア全土で海外からの観光客を受け入れる可能性もあると言われています。徐々にかつての観光業にも光が差し込んでいくことでしょう。














コロナ前は、シンガポールからマレーシアへ入国の人数は、2018年が1,062万人、2019年が1,016万人でした。一方、シンガポールとジョホールを毎日往復していた人は毎日約42万人にも及ぶと言われており、マレーシア人がシンガポールで働くため、或いはシンガポール人がジョホールで、割安な買物、食事、ゴルフ、洗車、マッサージ等を楽しむために多くの行き来がありました。


陸路による両地点の往来復活は、シンガポール/ジョホールの人・物の移動の再開につながり、かつてのような人的・資金的な交流が増えて、経済回復に寄与することと期待しています 

そして、両地点の急激な人・物の移動増だけでなく、冷え込んでいるジョホールの不動産市場に大きなインパクトを与えることも予想され、この動きには特に注目をしていきたいと思います。

いずれにせよ、注意を怠ることなく、パンデミックの早期終結を心から願っているところであります。