2013年10月2日水曜日

外国人ジョホール不動産投資家に朗報!州政府が上限価格の引き上げなしを明言

イスカンダール・マレーシアなど、投資が加熱するジョホール不動産に対し、州政府が何らかの規制を課するという噂が絶えません。具体的にいいますと外国人が買うことができる物件価格を「現在のRM50万からRM100万に引き上げる」のではないかというものです。
 マレーシアの堅実な経済運営をみていれば、不動産バブルは最も避けたいものと察するのは容易ですし、また国境の街であるという事情から隣国シンガポール人を初めとする外国人が地元民の買うべき家を奪っている、といった反感もあるのも事実です。 
 外国人が取得可能な物件の最低価格の噂について、ジョホール州政府主席大臣(州知事のような地位)であるムハマド・カリッド・ノルディン(Datuk Mohamed Khaled Nordin)氏がコメントし、9月30日付マレー語紙『シナール・ハリアン(Sinar Harian)』が記事(こちら)として伝えています。
 以下、重要な発言を引用します。
 「ジョホール州は、外国人が購入できる住宅価格をRM 100万に変更するつもりは無い」、
 「ジョーホール州は、引き続き外国人の不動産購入を歓迎し、同時にマレーシア人が自家を持つことを奪われないようにする」、
 「また、“市場価格に見合わない物件価格の高騰を制御する為、他のアプローチを検討中」とも。

 とりあえずこの発言により、不動産開発会社と投資家には、不安な要因や懸念が取り除かれたといってよいでしょう。
 
あとはマレーシア全国に関わる譲渡益税(RPGT=Real Property Gain Tax)、印紙税(Stamp Duty)の引上げ話もありますが、これは今月末に発表予定の年度予算案で明らかにされるかもしれません・・・。
 
JB支店

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